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東京閑〜とん☆ちん☆かん〜日記

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モルディブ旅行記 その3 〜アクティビティ編〜

私たちが滞在したリゾート島Vilu Reef(ヴィルリーフ)は
マーレからさらに水上飛行機で40分、140kmほど南へ飛んだ所
Dahaal(ダール)環礁という環礁の北端に位置しています。
北緯わずかに3度、とほぼ赤道直下の島です。

モルディブでのダイビングの好適期は乾季、
中でも1〜4月と言われているので、今回の旅行は
残念ながら全くもって季節外れ、雨期のまっただ中というわけです。
それでも 珊瑚が消えたり魚がいなくなったりするわけではないので
もちろんダイビングは普通に出来ます。ただ透明度が低かったり
ジンベイザメやマンタなどの大物遭遇率が低下する、というだけのこと、なんですが。。。

せっかくはるばるやってきたのだから、たとえまぐれでも
可能性があるなら賭けてみたい、と思うのが人情というもの。
北隣のファ−フ環礁南端では年間を通じて目撃されている、という情報も
得ていたので ボートトリップでもしかして?!と期待を膨らませていたのですが
。。。1〜4月以外はそのポイントへのトリップ自体が催行されていないとか。
こんな季節外れに何言ってんの、と半ばあきれ顔のダイビングスタッフに
(年中とか、ガセやん。。。orz) のひと言を飲み込んだのでした。

まぁ、雨期であることは承知で来ているのだから、しゃーないな、と。
そんな、季節外れのせいでもあったかもしれないんですが、
ヴィルリーフはあまりダイビングに力を入れていないのかな?という印象を受けました
値段はちょっと高めだし、スタッフの数は多いみたいですけど。。。
(私たちが行った時、5〜6人いたようで うち日本人スタッフは1人)
やはり体験ダイビングのお客さんが多いそうで、熱心なダイバーには
ちょっと物足りないのかな〜と思ってしまいました。
(私たちが熱心と言えるかどうかはビミョーなので 大きなお世話なんですけど ^。^;ゞ)

結局、5泊6日のリゾート滞在中、チェックダイブも兼ねてハウスリーフ1本、
ボートダイブ2本(+2本潜る予定でしたが、悪天候で中止)の3本しか潜りませんでした。

                                                    *  *  *

まずは着いたその日の午後にチェックダイブ。実に6年ぶりのダイビングということで
スキルのレビューもやらないとボートトリップには参加させられないと言われ、
この日だけは日本人スタッフに講習してもらいました(チェックダイブとは別料金)。
レビューの内容は、マスククリア、レギュレータクリア、レギュレータリカバリー、
フィンピボット、中性浮力の5項目でした。

天気は快晴。島の東南側、遠浅の砂地ビーチでエントリー。午後で水温も上がっていたとはいえ
ハウスリーフはガイドも驚くみそ汁状態。。。珊瑚の状態もピンポイントでは
良い所がいくつもありましたが、全体的にはまだダメージが目につきます。
それでも魚影はそれなりに濃いのがモルディブのいいところ。
珍しいものは見られなくても、いかにも熱帯魚〜的なカラフルな魚たちに囲まれると
ああ〜わざわざ来た甲斐があったかな、と思うのです。
バディ(オット)がフィンを脱落させ、つけ直している間に
ガイドとロストする、というハプニングはありましたけど。。。
(ハウスリーフで良かった〜 汗)
スキルや手順も心配したほど忘れ果ててはおらず、リラックスして
初日のダイビングを終えました。
 
                                                   *  *  *

2日目も快晴。島北側にあるドロップオフ周辺でバディダイブをしようと思っていたのですが
一度ガイドをつけないとタンクを貸し出せないと言われたので、仕方なく
シュノーケリング。でも結果的にはシュノーケリングで十分かな?という印象でした。
朝のうちはかなり透明度がよくて、ドロップオフの下30mくらいまで見えましたが
あとは15〜20mあればいいほうかな、という感じ。ドロップオフに沿ってロープが張ってあり、
1番から3番のブイがついています。ブイのある周辺は地形に変化があったり、
大きなテーブル珊瑚があったりして見どころも多くなっています。

少々カレントがありますが、ロープの内側はフィンをつければ逆らって泳げる程度で、
私たちも1日中、何度も往復しました。でもカレントの中、シュノーケリングで
写真を撮るのは難しかったです。。。もっとも 時々子供のナポレオンフィッシュが
泳いでいるくらいで、やはりここも特別珍しい魚がいるわけではありません。
でも昨日潜った南東側よりは珊瑚の状態もマシなので、さらに魚影は濃いです。
珊瑚礁域でのダイビングになれた人、大物狙いの人には、正直退屈かもしれませんが
もともと私はマクロ系の観察が好きで、クマノミのイソギンチャクをのぞいたり、
テーブル珊瑚の上でゴンベがぼーっとしてたり、ハタが大口あけて小魚やエビに
クリーニングしてもらっていたり、穴の中でハリセンボンが寝てたりする。。。
そんな魚たちの普通の暮らしぶりを見るのも好きなので、それなりに楽しめました。

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3日目も快晴。午前のボートトリップはVelavaru TangueとUdhdhoo Reefの2本。
ヴィルリーフのボートダイビングは午前中2本、午後1本というスタイルで
午前中の1本目は深度のあるドリフト、以降の2本は浅めの周遊コース、と言うのが
基本なんだそうです。私たちが行った時期(7月中旬)は隣のリゾート島
Velavaru Reef周辺にあるポイントにばかり船を出しているようでした。
毎回の参加者も少なく、この日は同年代のフランス人女性が1人と
私たち夫婦の3人だけ、ガイドはモルディブ人のラミーズ1人(←結構イケメン)。
コミュニケーションは英語です。ダイビングスタッフにはドイツ人(?)も
日本人もいましたが、あまり関係なく、ガイドは主に彼が担当しているようです。

1本目は中程度のカレントがあったのですぐ最大深度まで潜行して海底の砂地を移動、
リーフエッジを深度を浅くしながら観察、カレントに沿って戻る、というもの。
急速潜行は耳抜けが悪い時はつらいのですが、この日は快調。
朝にしては透明度が良くなかったのが残念でしたが、砂地でアカヒレエイや
ガーデンイール、リーフシャーク、マダラトビエイなどを見ました。
リーフエッジでは特に珍しい収穫はなしでしたが、ヴィルリーフのハウスリーフより
珊瑚の状態が良くて、大きな魚が多く種類も豊富でした。

2本目のUdhdhooは砂地に珊瑚のきれいな根(ティラ)が点在している
箱庭のような所でした。ミノカサゴが何匹もいてさらに華やかな印象を加えていました。
景色を楽しむような気持ちでリラックスして潜れる、ナイスなポイントです。

この日の午後は再びハウスリーフ、こんどは泊まっている水上ヴィラの周辺を
シュノーケリング。コテージの下は水深2mくらい、ほとんど砂地で魚は少ないですが、
ところどころに死滅珊瑚の岩礁や、成長しつつある小さな枝珊瑚が点在していて、
よくよく覗き込むとウツボがいたり、伊勢エビがいたりします。ダツやヘラヤガラ、
ヨスジフエダイやスズメダイの群れなどもぽつぽつといて、プール感覚で気持ちよく泳げました。
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コテージ下のダツの群れ。美味しそう?
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4日目は前夜から天気が崩れましたが、午前中は小康状態。風は強いです。
昨日と隣接するポイントにボートが出るというので、
高いお金払って似たり寄ったりではつまらないかな〜と。
それに前夜はすごい嵐だったので水が濁っている可能性大、と思い
ボートトリップ参加は見送りました。。。すると午後からまた天気が崩れ、
翌5日目いっぱい大荒れの天気。さすがは雨期。。。(汗)といった感じ。
雨が止んでも波風が強く、とうとうダイビングもシュノーケリングも出来ませんでした。

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リゾートを離れる6日目は天気が回復し、朝から快晴。でも飛行機に乗るため
もうダイビングは出来ず。。。チェックアウトは14時、と時間があったので、
午前中1時間ほど水上ヴィラ下をシュノーケリング。 ウツボ君はいましたが
2匹いた大きな伊勢エビがいなくなっていました。。。まさか 前夜のロブスターディナーが?!
まさかね〜 あはは、は(汗)  お気に入りのハリセンボン君もこの日は会えませんでした

                                                    *  *  *

ダイビング、シュノーケル以外のアクティビティでは
オットが1時間だけ、ウィンドサーフィンのプライベート講習を受けました。
超初心者用のスーパーワイドなボードを用意してくれているので、
なんとか立てるくらいにはなるらしく、それなりに面白かったようです。
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まずは陸上で 各部分の操作について説明を受ける
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最初は帆なしでバランスをとってボード上に立つ練習
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今度は帆をつけて 陸上で練習
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おお
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おおおおおおおぉ〜〜〜走った!
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と思ったら 止まれず沈没。。。
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そうこうするうち、ターンとか 何となく出来そうな感じになってきました
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見ているほうは飽きてきたので ヤドカリと戯れてみたり
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「あ〜ひどい目にあった。。。」逃げていくヤドカリたん バイバイ ごめんね〜

6日中2日間天気が悪かったわけですが、荒天といっても一日中同じ調子で
降リ続くわけではなく、ザバーっと3〜5時間くらい降っては
ピタっと1〜2時間くらい止む、というのを繰り返す感じなので、
合間を縫って島内を散歩したり、卓球やダーツをしたり、
ライブラリーに本を借りにいったりしました。日本語の本も結構あります。

水上ヴィラにはテレビもあるし(見ませんでしたが)、CDコンポもあるので、
一日中音楽を聴いたり、本を読みながらお風呂に入ったり、セルフエステをしたりで
部屋から出なくても全然退屈しませんでした。ルームキーパーが日に2回入って
部屋を清潔に保ってくれるというのも、快適に引きこもっていられる理由だと思います。
普段忙しくて出来ないことをやろう、と 読みたい本を多めに持っていったり、
スキンケア、ボディケア用品をあれこれ持っていったのが役に立ちました。

私たちはダイビングや部屋と食事(というか酒?)にお金をかけたかったので
利用しませんでしたが、島内にはエステもあるので、そちらを利用するのも
雨の日の過ごし方でしょうね。(エステはUS$45〜165くらいで利用できるようです)

一応ネットカフェもあるし、ジムも(すごく小さいですが)あります。付帯施設はどれも
こじんまりしてゴージャスではないですが、基本的な選択肢は
一通りそろえられている所が、ヴィルリーフのよい所だと思いました。
by majalis_k | 2008-07-18 18:32 | 街の外へ出てみたり。